vSAN+Powerchuteのシャットダウン試験後のトラブル事例

vSANクラスタ(2ノード)+管理ノードの構成で、Powerchuteを使ったシャットダウン試験を実施しました。 シャッターダウンは、想定通りの順序で問題なく完了しましたが、 起動後vCenterにログインすると、VMware Essential Plusのライセンスのエラーで、Witnessが切断状態になりました。

環境

・ vSANクラスタ:ESXi 6.7 Update 3 ・管理ノード:ESXi6.7 Update 3 ・管理ノードにvCenter Appliance、DNSサーバ、Witness VMを構築

原因

Witness VMがEssentail Plusの対象としてカウントされてしまった事です。 Witness VMが起動した時、vSANクラスタと管理ノードがすでに起動していて、 Essenstail Plusの使用可能なホストはゼロです。 しかし、Witness VMがEssentail Plusのホストとしてカウントされてしまい、 数量超過でライセンス違反で本事象が発生していました。 根本的な原因は特定できていませんが、 しかし、Witness VMはWitnessの用のライセンスがあり、Essential Plusとしてカウントされるのは、 正しくない挙動です。

対処方法

  1. Centerで、Witness VMと管理ノードを「インベントリからの除去」で登録を外す Witnes VMsを「ホストの追加」で登録し、Witness用のライセンスを適用する 管理ノードを「ホストの追加」で登録し、Essential Plusのライセンスを適用する もし上記の対処方法で復旧しない場合は、 管理ノードを「インベントリからの除去」で登録を外した上で、 Witness VMを「ディスクの除去」からデータごと削除します。

そのうえで以下の順で再構築します。

1) Witness VMをのovaをダウンロードします。 2) そのovaをvCenter経由で管理ノードにデプロイします。 3) Witness VMのネットワークを設定します。 4) Witness VMをストレッチクラスタの監視ホストに登録します。   ※登録後、エラーが発生出る場合がありますが、無視して下さい 以上